アパレルECはブランド体験ができる場所がこれから必要になる

個人規模であってもアパレルショップを持つことができる。

今では当たり前になった文化のひとつですが、当然ショップを持っただけで売れるようにはなりません。販売やマーケティングを多少なりとも勉強する必要があります。

とはいえ、それだけでは足りないのも事実。これまでは企業の広報戦略によって、一方的なメッセージを送るだけでもブランディングができましたが、今は違います。

自分たちがいいと思ったものを、自分たちで選んで買いたい。売り手がどんなにアピールしても、そういった宣伝文句ではもう人は消費行動を取らなくなった。それがもう当たり前になっています。

だからこそ、これまでオンライン上のサイトを中心に販売をしてきたアパレルECこそ、ブランド体験ができるリアルの場を設ける必要があると考えています。

そして今回、1dayの試着会を実施したことでそれが確信になりました。

この記事では、2020年11月8日におこなわれたMauve pink の試着会イベントより、レポートも兼ねて私たちのブランドに対する考えをお伝えします。

ブランド体験は、世界観ありき

私たちが展開するMaube pink のブランドは、ほとんどの人が「スマホ上」でブランド体験をすることになります。

ECショップにあがっている写真や文章や、メッセージのやりとりを通して「こういうブランドなんだな」という印象が積み上がります。

実際に購入し、商品が手元に届くことでラッピングや同封しているお手紙などで新たな体験をすることにはなりますが、私たちからできることはどうしても限られてしまいます。

そこで今回のように「試着会」を開催することで、またさらに広がりと深みのあるブランド体験をお客様に提供することができます。

特にアパレルブランドの場合、「生地の質感」をどのように伝えるかによって、商品の印象がガラリと変わってしまいます。

その点、リアル店舗の場合であれば、実際に生地を手に取ってもらうこともできれば、試着をしていただくこともできます。自分の体で、服そのものを体感していただくことができるわけです。

インターネットが登場する以前であればここで書いたようなことは「当たり前」の話ですが、オンラインであらゆるビジネスが完結するようになった現代では、今までのふつうが「ふつう」ではなくなってしまったんです。

同じように、お店の空間づくりや、接客スタッフが着用している服など、ありとあらゆるところにMauve pink の「世界観」は反映されました。

色合いも秋らしく、飾りもススキやもみじで室内を彩り、バラの花でアクセントも加えました。

こうして見ていくと、改めて考えさせられることがあります。

今回の「試着会」を実施したアトリエは、そもそもは「作業」や「ミーティング」をするために用意した拠点です。

しかし、部屋の物件選びから日々使う小物にいたるまで、Mauve pink らしさを意識し続けたからこそ、こういった1day のイベントであっても統一感を出すことができたのだと思うのです。

ハンドメイドの手触り感を演出する

今回の「試着会」に向けて、スタッフとも打ち合わせを重ねました。

梁に服をかけることでショップらしさが出るよねとか、棚があるとお客さんも商品を手に取りやすいからIKEAで買ってこようとか(笑)。

Mauve pink はハンドメイドからスタートしたブランドです。こういったリアル店舗をイメージした「試着会」のイベント準備にも、そういった手作りの質感というものを演出してみました。

当日は初めて代表のYumikoと対面するお客様も多く、「こういう感じの人だったんですね…!」という驚きも多々あったようです(笑)。

ハンドメイドから始まったと聞くと「ぬくもりのある温かな雰囲気」を想像してしまうのは仕方ないかもしれませんが、実際はもともと営業畑にいたサバサバした性格の人です。

でもだからこそ、仕事でも普段着でも使えるおしゃれな服、というコンセプトになったんだなと腑に落ちる部分もあるようです。

そういったやりとりのすべてを通して、Mauve pink というブランドをより深く知っていただけることがこの「試着会」の意義だったんだなと、開いてみて気づくことも多々ありました。

お客様の声をより深く理解する

今回の「試着会」で、お客様と直接会って話したことで、これまでにいただいたレビューの内容をより深く理解することができました。

特にminneやCreemaのような販売サイトの場合、どうしてもレビューやコメントが簡素になりがちです。時には、本当に喜んでくれているのか、それとも実は微妙だったのか判断しかねるものもあります。

それがこうして対面してお話を聞けることで、その真意をちゃんと理解して次につなげることができるというわけです。

お客様の反応、リアクションは、売り手にとっての財産です。ECショップも長く続けていればその手応えが明確になりますが、ブランドの立ち上げ当初はよくわからないことも多いと思います。

これからお仕事として本格的にアパレルブランドを立ち上げようとお考えの方は、テストマーケティングの位置づけで、直接お客様にアンケートやヒアリングができる環境として、1dayの実店舗イベントを設けるのも良いかもしれません。

そして長くECショップで売ってきたアパレルブランドも、より深いブランド体験をお客様に届け、さらなるファンになっていただくためにも、こういった企画は積極的に続けることが必要になるかもしれない。

私たちも今後、オンラインとリアルのバランスを取りながら、Mauve pinkのブランド体験をお客様へさらに届けていけるよう、頑張っていきたいと思います。

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