2021年9月creemaクリーマの作品プロモーションについて
creemaの作品プロモーションが2021年8月30日に少し変わりましたね。
一体何がどう変わったのか?
説明を読んでもよくわからなくて困ってるという方のために
作品プロモーションができた当時から使っている私が、私なりの解釈ですが説明します。
詳細な作品プロモーションのロジック(仕組み)については非公開のため
完全には説明できませんが、運営者側ではなく、使う側の視点から解説しますね。
作品プロモーションとは
そもそもの今までの作品プロモーションの仕組みもわかりづらいという方も多いと思いますので簡単に説明します。
言ってみれば『広告を出す』というものなのです。
グーグルやyahooで検索したときに上の方に広告が出ていますよね。
例えば『コットンワンピース』で検索した場合
Yahooでは6,130万件の検索結果が出ました。(2021年9月19日時点)

これでは個人でどこかに出品したワンピースを検索で探してもらうことは、不可能に近いです。
というか不可能です。
そこで広告という力を使って上位表示させていきます。
これをcreemaの中でやっているイメージですね。
プロモーションしたい作品を自分で選び、1日に使える予算を決めます。
***
これ⬇︎は1日に3,000円設定した日のものです。
クリック数100で作品プロモーション経由の購入はゼロ。
3,000円使い切った時点で終了です。

ではすごく効果があった時の、これ⬇︎は4日間のデータ。
10,990円かけてクリック数283で購入回数が2。
売り上げが49,200円となっていてこれは1度に複数の購入があったので単価が高くなっています。

費用対効果が447%となっていていますがこれは
10,990円に対して49,200円の売り上げという単純計算ですが
本来なら売り上げでなく利益で考えなければなりません。
この49,200円のうちの利益は約20,000円なので
実際の費用対効果は181%になります。
これはすごく良かった時のものなので平均的には赤字の場合がほとんどです。
という元も子もない話をしましたが笑
数を売りたい場合には作品プロモーションは使わないと売れません。
何がどう変わった?
クリック単価を自分で決められるようになったということなのですが。
これ余計に難しくなりましたね。
変更前:
作家側が1日の予算を決めてその中で
creema側が『品質スコア×カテゴリごとのクリック単価』で掲載順を決める
変更後:
作家側が1日の予算と作品ごとにクリック単価も決める。
creema側が『品質スコア×クリック単価』に応じて掲載順を決める
結論から言うと
クリック単価を高く設定すればある程度上位に表示されるが、そもそもの作品スコアが低ければあまり上がらない。
クリック単価を自分で設定できるようになったのですが、これを考えることができる作家さんが一体どのくらいいるのでしょう?
それくらいこの仕組みは難しいと思います。
とはいえやらないと売れないので頑張っていきましょう笑
ここから
- 掲載順位の仕組み
- 品質スコアとは?
- クリック単価とは?
について解説していきます。
掲載順位の仕組みとは?
品質スコア×クリック単価で決められます。
簡単にいうと、いいものはお金をかければ上位に表示されますが
いいものでなければ、お金をかけてもあまり上位には表示されません
ということです。
ならばその元になる品質スコアとは何かを次に解説します。
品質スコアとは?
クリックされた、お気に入りに入った、購入された数。
作品紹介の文章や写真なども加味されるようです。
あとは、キーワードやタグがその作品に沿ったものになっているかなど
出品がきちんとなっされているのかも見られます。
クリック単価とは?
これは上限クリック単価なので、設定した単価より高くなることはありません。
単価を設定する枠の下に『推奨単価』が記載されていますので、基本その通りでいいと思います。
この推奨単価が低いものは品質がいいもの、高いものは単価を上げないと難しいですよという意味ですね。
1日の予算はいくらにすればいいの?
ここですよね。
1,000円以上推奨となっていますが、1,000円なんてあっという間です。
0時から0時までの設定ですが、朝、目覚めた時にはとっくに無くなっている額です笑
かける金額は売り上げによります。
creemaの推奨では売り上げの15%~20%を推奨していますが、
15%使ったとして販売手数料の11%と合わせて考えると
売り上げの26%が持っていかれる形となります。
ここはそれぞれの事情に合わせて考えてみてください。
ちなみに私は売り上げの5~10%くらいをこの作品プロモーションに使っていますが
以前より上位表示が減りました。
やはり15%くらいはかけないといけない計算になっているのでしょう。

結局のところ作品プロモーションをどう使っていけばいい?
作品プロモーションは、設定できる作品を選べますので
- 新作などこれは推したいと思う作品
- 現在よく売れているもの
などに絞って使うのがいいと思います。
私は6年前からcreemaで販売しています。
初めは作品プロモーションなど無く、新作でいいものを出せば
よく上位表示されていました。
売り上げから引かれる金額は販売手数料のみ。
そこから6年の間にcreemaの登録作品数は4〜5倍になりました。
ただでさえ頑張らなければ上位表示が厳しくなっているなか
今はコストをかけないといけなくなっています。
単純にパイの奪い合いですね
これは時代の流れなので仕方がありません。
まだ売り上げがそこまでないのでお金をかけられないという場合は
コチラの記事を参考にしてみてください。
参考:作品プロモーションに頼らずにcreemaに選んでもらう方法
何よりcreemaには圧倒的な集客力があります。
売り上げも右肩上がり。

2021年2月期第4四半期決算説明会資料
自分でネットショップを立ち上げて集客しても広告費はかかります。
そう考えるとこの作品プロモーションを少しでも上手に活用できるよう
考えて使ってみるのも大事なのではないでしょうか。

yumiko
