アトリエの作り方と、家賃や使用ルールのポイント

「自分だけの/自分たちのためのアトリエを作りたい!」

今日はそうお考えの方に「アトリエ作りのコツ」をお伝えしたいと思います。予算の掛け方や、アトリエが必要になるタイミングなどを私自身の経験からお伝えしたいと思います。

あくまで経験ベースなので、コラムのように楽しんで読んでもらえたらと思います。

私がアトリエを作ろうと思った理由

専業になってここまで3年。私はずっと自宅でお仕事をしてきました。

家事や用事を済ませながら仕事ができるというのは、ずっと会社員だった私にとって負担なく楽しい環境でした。

ただミシンや、大きな作業テーブルやたくさんの生地、資材が家の中を占領していることは確か。

コンスタントにご注文をいただけるようになり在庫も持つようになると、その置き場や撮影のためにスペースを空けておいたりする必要も出てくるため、スペースの確保に迫られるお仕事でもあります。

幸い、私は4LDKの二人暮らしで、モノをあまり持たないタイプなので、自宅兼アトリエでも問題はありませんでした。しかし、スタッフさんたちに色々とお願いをするようになってくると、次々と課題が生まれました。

課題1:移動効率の悪さ

スタッフが3名いたので、在庫も3箇所に分散していました…

手伝ってもらっているスタッフさんたちと、生地や資材、パターンやらをあっちへこっちへと行ったりきたり。効率の悪さも感じるようになったのです。

私たちは『ゆるく楽しく』をモットーに働いておりますので、ストレスがかからないように効率よくやりたいなというのがありました。

課題2:モチベーションの維持

自宅アトリエのデメリットは集中力やモチベーションの維持

集中力の問題ともつながりますが、自宅作業のひとつのネックはモチベーション管理の難しさだったりします。

私たちはミシンを扱うお仕事なので、気分転換のためにスタバでお仕事…というわけにもいきません。

人と会ってお話をして、コミュニケーションをしていかないとモチベーションが上がりにくかったり、出勤しないと集中できない性分の人にとっては外部での仕事環境が必要だと考えるようになりました。

課題3:コミュニケーションコスト

ハンドメイド制作ならではのコミュニケーションコストがあります

外注スタッフさんと一緒に仕事をするようになると、細かい部分での指示や確認にコスト感を感じるようになります。

対面であれば一瞬で終わることも、都度スマホで写真や動画を撮りながら「ここの縫い方はこれでOK?」みたいなやりとりが生じます(そして結局は車を飛ばして会いに行くことに…)。

小さなようで、こういったコミュニケーションコストの増大は日々の生産力にも影響していきます。

以上の理由から、私はアトリエ作りを決めました。

アトリエ完成後には良い変化がありました

アトリエ入口前で撮影した写真

改めてアトリエを作ってみると、良いことがたくさんありました。

元が居酒屋さんのテナントでもあったので、カフェも併設したくなるくらいキッチンが広めです。

いざアトリエができあがると、みんなで昼食を作ったりしながら、とても楽しそうにスタッフさんたちが働いてくれるようになりました。

みんなでワイワイしたいタイプの人には特にピッタリですね!

これまで材料を私とスタッフ2名の自宅、合計3箇所にわけておく必要がありましたが、それもすっきりとなくなり、余分な在庫も減りました。

家でゆるくもいいのですが、アトリエに出勤して、刺激をもらいながらの仕事もいいですよね。

アトリエ作り&運営のコツ

アトリエの家賃や、日々の運営上のポイントなども今回実際に作ってみて気づいたことがありましたので、今後ご自身のアトリエを持ちたいとお考えの方のために文字に残しておこうと思います。

いくつか重要な箇所がありますが、特に意識すべきは「お金(家賃)」と「ルール」の2つかなと感じています。

アトリエの家賃は売上の3%が目安

商品単価が低いハンドメイド作品の場合は難しいかもしれませんが、家賃は売上の3%程度を目安にすると良いかなと感じています。というのも、ほかに備品代や通信費など経費がかかるためです。

もちろん、デザイナーさんと共同で制作するような場合は必須になりますので、売上の3%を超えた価格での家賃を設定する必要が出てくると思います。

予算に余裕があればテナントを不動産屋で探すのもいいでしょう

私の場合は知り合いが持っている会計士事務所さんのスペースをシェアさせてもらえたので、月々3万円程度の家賃で済ませることができました。

スペースのシェアで嬉しいポイントは、Wi-Fiやプリンター、冷蔵庫、ラジオなどの設備が最初から揃っている点でした。

会計士事務所さん側も「留守にしていることが多いから、ほかの人にいてもらった方が安心できる」とのことでしたので、お互いにwin-win の関係になることができたのも良かったなと思います。

アトリエ運営のルール

アトリエと工場とでは、大きく違う部分がひとつあります。

それが、作業に使うミシンやハサミなどの道具は「各自負担」ということです。

会社員がスーツやバッグを自前で用意する感覚と似ています

糸や針などの細かい資材は負担していますが、アトリエと工場では発想が違うので、全部をこちら側が用意する必要はないと考えています。

どちらにしても職人さんたちは日頃使い慣れている道具でないとパフォーマンスが出ないでしょうし、こだわりもあります。

スタッフさんを時間的に拘束することはせず、あくまで集中できる場所の提供と割り切ります。

交通費も各自で負担してもらう形を取りましたが、それでも、

  • 資材等の移動コスト
  • モチベーション維持
  • コミュニケーションコスト

が解決されたことを考えると、非常に効果・効率の良い取り組みだったと思います。

アトリエ作りのエピソード日記

では最後に、引っ越しからアトリエ作業開始までの流れを日記帳に綴って、本日の記事を終えたいと思います。

ぜひリアルタイムな感覚で、アトリエ作りを味わってもらえたらと思います(笑)。

引っ越しを終えて(episode 1)

工場?

っていう声もありますが、アトリエ出来ました(笑)

この何日かはせっせと荷物運び。女子3人、男要らずでなんとかほぼ運び終わりました。

こちらが入り口です。

看板用のビスありますが、看板はまだ。すでに発注済み。

公認会計士さんの事務所を借りているので看板は2つ付く予定です。

あまり片付いてないのでチラ見せですが(笑)。

ちょっとギリギリの広さですけど、まあまあ使いやすそうに出来ましたよ。

元は居酒屋さんなのでカフェも併設したくなるくらいキッチン広め。
ゆくゆくは教室など出来たらいいなと考えています。

コーヒーやお菓子なんか出せるしね(笑)

なんか楽しいこと考えてるだけで楽しいですよね。
場所を変えたら考えも変わってくるなあと思います。

とりあえずは使いやすくして、今大量にいただいている!注文分を頑張っていきたいと思います。

また近況お知らせします。

アトリエでの仕事が始まる(episode 2)

仕事道具を運び込んでから1週間。

3人であーだこーだと言いながらなんとかやっています(笑)

こんな感じ。

丸椅子も3脚揃えました。

これはクッションも程よく、疲れにくく、キャスターもスムーズですごくおすすめ。ちなみにAmazonです(笑)

ちょうどウチは繁忙期(6月前後の話)。

リネンやコットンの服がほとんどなので春から夏に注文が集中します。もっと早めに動いておけば良かったのですが、そこは私のこと。今回のアトリエも急に閃いたもの。

今までは3人それぞれの自宅で作業をしていましたが、材料もそれぞれに持ち、あっちに行ったりこっちに行ったりが大変でした。

あとはモチベーションの維持もできる時とできない時がありましたので、『自由に使えるアトリエがあったらいいな』と。

結果、今のところは居心地も良く正解だったなと思っています。

やはり自宅とは違いとても集中できますし、それぞれ好きな時に来て好きな時に帰るスタイルが無理なく楽しくできているかな。

私は以前から何か『急に神が降りてくる』?!ことが多々あってその時はそれに従うようにしています。

うまくいくこともあればそうでないこともありますが、後で考えると全て良かったなと思えることばかり。考えていても何も進まないので私はいつも閃きを大切にしています。

この調子で夏を乗り切ろう!(笑)

ということで、最後の日記調の記事はいかがだったでしょうか?
これからアトリエを作りたいと考えている方へのリアルなヒントになれば幸いです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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メディア編集室 mauve pink
mauve pink メディア編集室です。代表のYumiko と広報PR担当による共同執筆記事の場合に表示しています。

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