工場の上の階を借りました。個人でアパレル販売を続ける、型にとらわれないやり方。

この仕事を始めて6年目。

家でハンドメイドから始めて、今回工場の上の階を間借りすることになりました。

理由は3つ

・工場で出来上がった服を運ぶ手間が省ける。

・広いので発送などの作業がスムーズにできる。

・家賃が安く抑えられる。

とメリットがあったのでお借りすることにしました

今までに借りたアトリエの歴史

 
  • はじめは自宅でスタート→一部屋を仕事場に。
  • スタッフが増えそれぞれ自宅でやってもらってたのを、作業場を借りることに→知り合いの公認会計士さんの事務所を間借り。
  • スタッフが遠方に引っ越したのを機に→それぞれ自宅へ戻る。
  • 撮影にも使えるビルのリノベーション物件を見つけて借り、撮影兼発送作業の場として借りる。
  • 売上が上がってきて、服の保管スペースが必要になった→縫製をお願いしていた工場の1室が使われていなかったのでお願いをして間借り。

このように売上の変化に応じて場所も変えてきました。

アパレルの自社工場、事務所は必要か。

アトリエ
Young female tailor in eyeglasses cutting pattern on fabric with scissors with her colleague working in the background

自社工場はずっと借りたいなと思っていました。

アパレルで必要なスペースは主に。

  • 裁断、縫製。作業台やミシン、アイロン台など。
  • 服の保管。
  • 発送作業。
  • 事務作業。
  • 撮影。

などです。

それぞれ、外注をすればその経費はかかる分、そのスペースはいらなくなります。

うちが今現在必要なのは、保管、発送、撮影スペースなので、自社工場を作ることはやめました。

そのうち、すべて外注することになりスペースを借りなくても仕事ができるのではと思っています。

最終的に、デザインと事務仕事だけにする予定です。

アパレル事業、自分にできること、できないことを考える。

 

このように、『アパレルはこうしないといけない。』などということは基本ありません。

その昔。

いえ、つい10年、20年前までは。

事業を始めるということ、すなわち。

会社を作り、社屋を借り、融資を受け、というのが王道でした。

それから今までの間に世はめまぐるしく変わり、若くても資金がなくても事業を始めることができるようになりました。

先日も、『ツイッターから始めて何百万と稼いでいる中学生」という記事をどこかで読みました。

おじさん、おばさんが知らないうちにそんな世の中になってきていたのですね笑。

昨今のコロナ事情もあり、『お家で働く』が提唱され、定着してきた現在。

自分にできることは何か、できないことは何か、を考え、効率よく仕事を回していく方法を考えるのが世の中の変化についていく方法なのではないでしょうか。

外注しないで自分でやりたい大事なこと。

アパレル
A young fashion designer working on her atelier

先ほど最終的に、デザインと事務仕事だけにすると言いました。

そう、小さなアパレルブランドとして、デザインはもちろん外せない仕事。

では、他に大事な仕事とは?

一番大事なのは考えること

仕事を始めた頃は目の前のことに必死で全体を見る余裕なんてないのです。

けれどある程度売上が立ってくるとそれだけではいつか頭打ちがきます。

オフィス
different office stationery arranged on white table in co-working office, digital divices, laptop, tablet, phone, coffee, markers, headphones, notebook, freelancer workplace

私は個人事業主でして、他にいつも発送や事務作業など諸々お願いしている方が3名ほど。

他は外注していて、お会いしたことのない方も多数います。

会わずにいてもありがたいことに、それぞれとても丁寧にお仕事してくださっています。

そんな方々に気持ちよく仕事してもらうためにはどうしたらいいか。

そのためにはもちろん売上はあげないといけない。

そもそもは、うちの服をお客様が喜んでくださるように服のデザインや購入前後のやり取りを丁寧にやりたい。

などなど考えることだらけ。

自然と作業系は得意な方にやっていただいた方が良くなってきます。

Young business woman take it easy working and resting in office. Niksen, do nothing, overwork, Life quality, living balance concept.

今では、手は空いているのに頭の中はいっぱい状態。

夜中にふと思いついてスマホにメモしたりなんかもあります。

でもこの『考える仕事』が、一人でやるにしても代表者、社長業にしても一番大事な仕事であると6年やってきて感じています。

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yumiko

2016年から『手作りのリネン服shop』を運営しています。 自分だけの小さなブランドを作る方法も発信中。