【Style Note】コンサルタントの働き方・生き方
フリーランスで活動をするということは、会社員の頃にはなかった環境の中で働くということ。その中のひとつに「誰からの助けもサポートも入らない」という現実があります。
そのため個人でお仕事をする人たちというのは、コミュニティを作ったり、アウトソーシングをしながら働く環境づくりをしていくものです。
そういったフリーランスの日常、ライフスタイルから読み解く【Style Note】を今日はお届けしていきます。
第1回目の今日ご紹介するのは、コンサルタントという働き方の日常。
元々は起業コンサルタントであり、現在は「ライター/ブランドエディター」として活動する大崎さんをお招きしました。
コンサルタントってどんなお仕事?

Yumiko:
大崎さんが以前されていたお仕事、コンサルタントってどういう職業ですか?
大崎さん:
私の場合は、個人向けに「起業コンサルティング」のメニューを以前は展開していました。
“起業” と聞くとすごく大げさなイメージもあると思いますが、個人の独立開業に必要な「営業とセルフブランディング」をお伝えすることが中心のお仕事です。
今は無料で使えるSNSやブログ、動画配信サービスが充実しているので、個人でも独立して働きやすい環境が整ってきました。そのあたりのサポートを中心に提供しています。
どんな日常を過ごしてますか?
Yumiko:
なんだかすごく難しそうなお仕事ですが、普段はどのようなライフスタイルなんですか?
大崎さん:
スケジュール調整がしやすいお仕事なので、お客様とのコンサルティングの予定を月の1/3に集中させるようにして、残りの2/3は営業や勉強の時間にほとんどを充てていました。
営業といっても、セミナーや勉強会に参加して、そこで出会った人たちとランチやディナーに行ったり、日頃の勉強の成果をブログにアウトプットするような形です。
勉強も机に座ってガリガリやる受験勉強というイメージではなく、どちらかというとビジネスの成功事例と失敗事例を集めて、それらの共通項って何かな~? って分析するような感じで。私の場合は半分趣味みたいな感じで楽しんでやっていました。
プライベートの過ごし方は?

Yumiko:
プライベートな予定はどうされているんですか?
大崎さん:
私は結婚していて、小さな子どもが2人いるので土日は家族で出かけることも多いです。と言っても車で大きな公園に行ったり、ショッピングモールで食事をしたりする程度です。
保育園の送り迎えもしているので、基本的には平日の10:00-17:00 が仕事の時間で、それ以外はプライベートの時間にしています。定時で帰れる会社員みたいなサイクルですね(笑)
あと仕事とプライベートがごちゃまぜになってしまっていますが、SNSでつながった方々と一緒に食事をしたりすることは意外に多くあります。
同業のコンサルタント同士って、もしかしたら敵対してバチバチやってるイメージがある方もいるかもしれませんが、指導の仕方に違いはあれどお互いに尊重して仲良くやっているケースが多いんじゃないかと思います。
お金は何に使ってる?
Yumiko:
大崎さんのFacebook を見ていると、ご自身が映っている写真をよく見るのですが、お洋服や撮影ってどうされているんですか?
大崎さん:
SNSで使う写真ってけっこう毎回頭を悩ませるんですよね。なので、定期的にフォトグラファーの方にお願いして、自分を被写体にした写真を多く撮ってもらうようにしています。
その時に服装にも気を付けなくちゃいけないと思っているので、ファッションアテンドの方に依頼をして服選びを手伝ってもらっています。
その代わり普段はパソコンの前に座っての室内作業なので、Tシャツにジーンズ、パーカーにジーンズみたいなラフな格好でいることが多いです。SNSの写真とけっこうギャップあるかもしれないです(笑)
ほかにお金を使うとしたら、セミナーへの参加費や交際費が中心だと思います。
どんな本をよく読みますか?

Yumiko:コンサルタントの方って知識が豊富なイメージがあるのですが、本はけっこう読まれたりしますか?
大崎さん:
基本的にはたくさん本を読んでいるコンサルタントの方が多いのかなって思います。
やはり最新の知識を仕入れないといけないですし、お客様が所属している業界ごとに学ぶべきことがたくさんあるので、そういう意味で本はコスパの良い仕入ですよね。
ただ私の場合はちょっと例外的で、1冊の本をたくさん読みこむようにしています。
それは必ずしも名著であったり古典であったりするわけではないのですが、ものごとの本質に触れていると感じた1冊については、繰り返し読むことで自分の血肉にするようにしています。
マイケル・E・ガーバーやリンダ・グラットンのほか、落合陽一さんやWantedly の仲 暁子さんのような日本の先端を走っている方々の本はよく読んでました。
どんな風に営業活動しているの?

Yumiko:
気になるのがコンサルタントの方の営業方法や売上の作り方なのですが、リアルなところでどういったことをされているのでしょうか?
大崎さん:
基本的にはチラシを配ったり自分から声をかけたりすることはないですね。「先生」のポジションになってくるので、自分から売り込みに行くというのはかなり違和感があるんです。
そのため、相手が自分に興味を持ってお問合せをしてくださる流れを作ることがとても大切になります。
具体的にはブログやメルマガを書いたり、SNSで発信するというような、皆さんもされているようなことがほとんどで、目新しいことはあまりないと思います。
ただ、コンサルタントのお仕事は「お悩み解決」の部類なので、インターネット広告との相性は良いです。なので大きく売上を作りたい場合にはFacebook広告やInstagram広告を運用したりすることもあります。
私の場合は自分のキャパシティに収まる範囲でゆるゆるやっていました。
一人ひとり、自分の目指すライフスタイルに合わせて売上を変えていけるのがコンサルタントという働き方の魅力かもしれませんね。

