ハンドメイド作品「売れる人・売れない人」の違いとは?
お仕事柄、インターネットでハンドメイド作家さんたちの動向を追うことが多い私ですが、その中でよく見かけるお悩みがあります。それは…
「作品が売れないのですが、どうしたらいいですか?」
という類のもの。
正直なところ、一人ひとりの状況に合わせて解決策は変わってくるはずですが、この手の悩みやご相談というのは尽きることがありません。
似たようなものでいうと、

集客ができません…。SNSやブログも読まれません。。
というようなご相談もございます。
これらの根本的な課題としては「売る工夫」という視点が足りていないことに原因があるように感じます。
今日はその点を踏まえながら、ハンドメイド作品が「売れる人・売れない人」の違いをテーマにお伝えしていきたいと思います。
自分の現在地を知ることがスタート

ハンドメイド作家さんの多くは「作るのが好き!」というところから始められた方も多いと思います。
そうすると必然的に「売る勉強」をしていないケースが増えます。モノがいいから売れる時代ではないんですね。
モノがいいのは大前提。「minne(ミンネ)」や「Creema(クリーマ)」などの販売場所もあるけれど、同じような作家さんで溢れている…。
つまり、

「売る工夫」が欠かせなくなっている!
ということを意味しているわけです。
では「売る工夫」はどうすればできるのかというと、まずは自分の現在地を知り、売れている人と自分とでは何がどう違うのかを比べる必要が出てきます。
当然、その答えは一人ひとり異なります。一般論ではなく、個別化された解答が一人ひとりに必要ということです。
そのためには地道に勉強して自分のどこが悪いのを知ることが大切ですが、今日は特別に「どのポイントに意識を向けて比較していけば良いのか?」をピンポイントでお届けします。
3つの比較ポイントから検証する

自分の現在地を知るためには「売れている作品」を見ることも必要ですが、それと同じぐらい「売れていない作品」を見ることも大切です。
売れている作品というのは販売サイトのランキング上位に位置することが多いため見つけやすいですが、売れていない作品はどのように見つけると良いでしょうか?
そのひとつの回答は、

商品単価が500円前後の、安い作品で検索する!
という方法です。
なかなか作品が売れない人というのは、逆説的ではありますが、売れている人に比べて極端に単価が安い傾向にあるからです。
ではさっそく見るポイントを絞って解説していきます。
①写真はどう違うか?
詳しくは下記の記事にお伝えしていますが、
- 人ではなくマネキンを使っている
- サイズ感の伝わらない写真になっている
- アングルやテイストが揃っていない
などの特徴に気が付くはずです。
②文章はどう違うか?
商品説明の欄など、文章は販売において非常に重要な役割があります。
売れている人というのは、購入を検討しているユーザーが欲しい情報を中心に書く工夫がされています。
一方で売れていない人というのは自分目線で「頑張りました!」「とても可愛いです!」という表現が目立ち、文章量も極端に少ない傾向があります。
③商品の並べ方はどう違うか?
作品を検索した人はその次に「作家欄」をクリックして商品一覧を見ることになりますが、全体の統一性のある・なしが大きく印象を分けます。
パーツ一つひとつの精度も大切ですが、それによって全体がどうなっているかもチェックしましょう。
写真、プロフィール、見やすいレイアウト、雰囲気、色の使い方…。

友だちに見てもらうなどの客観フィードバックも大切に、自分でも気づいて改善するという地道な作業が大切です!
自分の現在地を知り、改善ポイントが見えてきたらいよいよ次のステップです。
それぞれの改善策を勉強し、調べ、実践していくことになります。
改善ポイント見つけたあとのアクション

「ハンドメイドを作ることが好きだから…」
という純粋な気持ちだけでスタートした人にとって、ここから先の内容は少し大変なものに映るかもしれません。
ですが、

私、ハンドメイド起業で成功したいんです!
という方には避けて通れない道です。
ちょっとした知識の差異が、売上に大きくつながっていくので、慣れてくるときっと楽しいと思います。
文章の書き方と改善
「コピーライティング」「売れる文章」「プロフィールの書き方」
というようにGoogle で検索してみましょう。驚くほどたくさんのノウハウが見つかることでしょう。
以前はかなりの金額(時には100万円近く!)を払わなければ知ることのできなかった情報も、今ではインターネットで無料で見つかります。
語彙力や表現力に関しては、日頃読んでいる本からのインプットの影響も大きいので、どんな本でも良いので文字に触れる機会を増やすと良いでしょう。
写真の撮り方と改善
こちらもGoogle 検索でOKですが、最近の傾向ですとYouTube の方が情報の鮮度も良く、分かりやすく説明しているものが多いように感じます。
こちらも文章と同じく、センスの部分についてはINPUT の量が問われる部分もありますので、
というような写真投稿アプリを使って、お気に入り画像を保存する習慣を身につけると良いでしょう。

写真に限っては、使っている機材にも左右されます。一眼レフやiphone10 以降のポートレート撮影ができるものを用意できると良いでしょう
まとめ
今日お伝えしたい一番のポイントは「勉強する時間を取ることが大切」、ということです。
1日の中でINPUT の時間をルーティーンで設けたとしましょう。すると、1日1個の改善で、年間で365個の改善ができることになるわけです。
わからないことを人に聞きたくても、専門家が身近にいるとは限りません。私のように地方在住だとなおさらです。
関連:地方暮らしでも成功!ハンドメイド在宅起業のストーリーを公開します
作って売るだけの日々になってしまうと、勉強をするのを忘れてしまいます。
だからと言ってヤフー知恵袋で「どうしたら売れますか?」と聞いても、一般論の答えしかもらえないわけで、個別化されたあなたの悩みが解決されるものでもありません。
しかも、時代の流れに合わせて「売れる方法」というのも日々変わっていきます。

今まで売れてても時代の流れで変わるので、追いついていく必要があります!
商売をする時は「新しい情報」も大切です。若い人の情報で「新しい視点・考え方」が開け、目が覚めこともあります。
売れている人というのは、本当にすごく勉強していますし、挑戦もしています。
ハンドメイド作品を売るための方法論については、私もこちらのサイトで情報提供していきますので、ぜひあなたも自分だけの小さなブランドを作って、理想の暮らしを形にしてみませんか?
参考:ハンドメイドの在宅ワークでもプチブランドを作れた私の方法

