大人可愛いジャンパースカート、Mauve pinkのヒット作、誕生秘話

こんにちは、mauve pink 代表のYumiko です。

今日はわたしにとって思い入れのある、mauve pink 最大のヒット作である「ジャンパースカート」の誕生秘話をお話したいと思います。

この服はほんとうに売れていて、このお仕事をするようになった4~5年のあいだでいちばん売れています。

きっと通算で500着以上は作っているんじゃないかと思うほど。振り返ってみれば縫製工場に頼んだほうがよかったのではと感じるほど、ほんとうにたくさん作ってきました。

なんでこの服はこんなに売れたのだろう?

そのキッカケを思い出したとき、これはきっと読者のかたにとっても役立つものになるかもしれないと思い、記事に残すことを決めました。

→→ 購入をご希望の方はこちら「細ストラップジャンスカSML」

子育て世代のためのジャンパースカート

わたしがこの服をつくろうと思い立ったのは、子育てをしていた主婦の頃をふと思い出したからなんです。

当時、華奢なストラップがおしゃれなジャンパースカートが流行っていて、型紙を買ってきて自分でも趣味でつくっていました。

  • 子育てで服がすぐに汚れる
  • コーディネートを考える余裕がない

そういった日々の小さな悩みを解決してくれたのがジャンパースカートで、中のシャツさえ変えれば着まわせてしまうのがお気に入りでした。

すごくラクなのに、おしゃれに見える。子育て主婦には重宝するものでした。

人に勧めたくなるほどお気に入りだったので、周りのママ友にも型紙を貸してあげるほどでした。

それから時が経ち、自分でも大人の女性向けの服をつくって販売したいと考えるようになったタイミングで「ジャンパースカート」がとても人気だったことを思い出し、最初の服のハンドメイドはそれでいこうと決めました。

これが私のリネン服のハンドメイド作家としてのデビューでした。

→→ 購入をご希望の方はこちら「細ストラップジャンスカSML」

30代、40代、50代、世代を問わないジャンパースカート

いざ「ジャンパースカート」をつくろうと思い、眠っていた型紙を見つけだそうと試みるのですが、どうにも見つからず捨ててしまったようでした。

おなじような型紙を探しはしたのですが、もうどこにも売っていない現実が追い打ちをかけます。

仕方がないので、自分の記憶を頼りに、当時いくつか試してみたジャンパースカートの良い部分のエッセンスを集めるようにして制作を始めました。

自分が子育てをしていた頃に、あんなに重宝にしていた「ジャンパースカート」がどこにも売られていない現実をみて、

「これはきっと売れる!」

という妙な自信があったのを思い出します。

子育て世代にはもちろんですが、40代、50代と幅広い年齢に対応できるシンプルなデザインだったことも「きっと売れる」と思えた根拠だったのだと思います。

4~5回の試作品づくりを経て、いよいよリリースの日を迎えました。

→→ 購入をご希望の方はこちら「細ストラップジャンスカSML」

素材を変えながら相乗効果を生む販売スタイル

「きっと売れる!」

そんな確信をもってスタートさせた「ジャンパースカート」の販売ですが、最初の1ヵ月はあまり売れませんでした。

それでも根気よく販売を続けていると少しずつ売れ始め、徐々にCreema やMinne などの特集で取り上げてもらえるようになってきました。

そうなってくると1ヵ月目がウソのように売れるようになり、月間で20~30着のペースで売れる作品にまで成長しました。

現時点まででmauve pink では100種類ほどの服をつくってきましたが、1着でこれだけの数が売れたのは珍しいケースです。

しかも、いまだに毎年毎年売れている。こんなすごいことはありません。

私はリネンでの服づくりにこだわっていますが、素材の性質上、どうしても少しのシワができてしまいます。これが良さでもありますが、中にはシワにならないものを欲しいと考える方がいるのもまた事実。

そこで、ポリエステルレーヨンなどのシワになりにくい素材を使って制作をするようにもなりました。

リネンですと、どうしても春夏のイメージがありますが、ポリエステルレーヨンであれば冬などにも最適です。

これが相乗効果を生み、「ジャンパースカート」はますます売れていくようになります。中には素材別に両方買ってくれる方もいらっしゃいました。

「この服を着ていると、周りからすごく可愛いって言われるんです」

お客さまからそういった感想をいただくこともありました。

→→ 購入をご希望の方はこちら「細ストラップジャンスカSML」

当時はまだまだ素人だった私。

そんな私の服がこんなに売れるようになって、しかもお客さまにも喜んでもらえるなんてと、嬉しい想いをしたのはいまでも忘れられません。

もしあなたも、過去に趣味でつくってみて好評だった服や、自分で着てみてすごくお気に入りになった服があれば、ぜひ服作りに活かしてみてください。

誰かが良いと思った服は、きっとほかの誰かにも気に入ってもらえるはずです。

関連:地方暮らしでも成功!ハンドメイド在宅起業のストーリーを公開します

The following two tabs change content below.

yumiko

2016年から『手作りのリネン服shop』を運営しています。 自分だけの小さなブランドを作る方法も発信中。