作品以外で1歩先行くには?ハンドメイド起業のビジネスマインド

お金の計算できていますか?

こんにちは、Yumikoです。

ハンドメイドをやっていて、これを仕事にしていこうと考えるなら、お金の話は避けて通れません。

いくらたくさん売れたとしても利益が出なければ続けていけないからです。

『そんなことはわかってる。』
というあなたも、先の見通しも兼ねて計算をしておきましょう。

参考:小さなアパレルブランドの数字経営とデータ分析のコツ

○売値−(材料代+交通費や電気代などの経費+手数料)=利益
 利益×(1ヶ月に売れた個数)=1ヶ月の利益

初心者で一人で作って販売している場合は、ごく簡単に計算するとこのようになりますね。
1ヶ月にどのくらいの利益が欲しいのか、から1ヶ月に何個売れば良いのかもわかります。

忘れてはいけないのは、仕入れた材料、作った作品が売れなければその分が
在庫として残ることです。

作ったものが全て売れるとは限らないので、この分は余裕を見ておかなくてはなりません。
作ったものがなかなか売れなければ、作品の見直しも必要です。

順調に売れるようになると、仕入れを多めにする必要性が出てきます。
季節ものを扱っていたりすると、シーズン初めに多めに材料を仕入れます。

仕入れができなければ、新作ができずに売り上げが伸び悩んだりしますので
資金に余裕を持っておきたいところです。

*これらを年間を通して考えます。

○年間の売り上げ−(材料などの仕入れ代+交通費や電気代などの経費+手数料)=利益

材料などの仕入れ代には、売り上げになっていない在庫分が全部入っているので、
その分利益は減ります。

売り上げがガンガン上がっていてもなぜか手元に残らないのはこのせいですね。
起業でも黒字倒産なんて言葉もあるくらいなので気をつけたいポイントです。


お金の計算は、ほとんど売り上げがない時から記しておくのが望ましいです。

初めのうちは手書きでもエクセルなどでも良いので
必ずつけておきましょう。

・仕入額
・経費
・手数料
・利益

このくらいで大丈夫。

私も、ノートに箇条書きで書いていただけですが大体の感覚が掴めるようになりました。
今は『freee』で管理していますが今の方がわかりにくいかもです笑

そして頭の中に簡単に入れておくと価格付けの時などに役に立ちますし

この先これでやっていけるのか、
価格を上げないとやっていけない、
そのためにクオリティをあげよう

などと戦略も見えてくるものです。

売れている人の頭の中をのぞく

急にビジネスマインドになれと言われてもなれませんよね。
そんなときには、『成功している人の話を聞く。』これがいちばんです。

やっていることを参考にするのはもちろん。
考え方を吸収しましょう。

成功者がやっていることだけを真似してもなかなかできませんが
考え方なら取り入れられます。

考え方がわかってくると自ずとやり方もわかってくるのです。

身近にいなければ、ネットの中にコンサル系の人たくさんいます。

参考:お仕事パートナーの選び方│コンサルタント編

今は教えてくれる人がたくさんいますので
自分に近い、自分よりちょっと先ゆく人を見つけて聞いてみましょう。

無料のブログやなんかでも充分に勉強になると思います。

本でもいいです。
違う業種で構いません。

私は今までビジネス本から小説までたくさんの本を読んできましたが
ふと昔読んだ本のフレーズが出てきたり、役に立ってるなと思うことが多々あります。
良い本はたくさんありますが、自営業であるハンドメイド販売にも役立ちそうな本をいくつか紹介します。

ちょっと聞いたりしたくらいではあまり変わらないでしょうが
その積み重ねでいつの間にか成長していくものです。

本は地道にでも確実に、あなたを変えてくれます。

読書が苦手でも今は音声で聴けるようになりました。
ワイヤレスイヤホンや、車の中などでぜひ活用してみてください。

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やっぱり勉強する

勉強きらいですか?
でも結果になって帰ってくる勉強は楽しいですよ。

ネットビジネスをしている人たちは
たくさんインプットして、アウトプットしてを繰り返しています。

専門職、仕業の人も常に勉強しないと仕事になりません。

ではハンドメイド販売はどうでしょう。

College student studying on laptop and using phone at home while listening a music.

イメージ的には
作品作りがメインで、あとは写真の撮り方や文章を工夫するくらい。

リアルにそんな人が多いように感じます。

勉強しなければいけないことはたくさんあります。

大まかに言っても

  • セールス、マーケティング
  • 写真の撮り方
  • ライティング
  • 経理
  • デザイン
  • パソコンのスキル

などなど。
勉強したことを取り入れてうまくいくとほんとに嬉しいものです。

私の例で行くと写真の撮り方を勉強しました。

他の作家さんの写真や、雑誌やインスタを参考にし
カメラの使い方をネットでググり

背景なども用意して、自分でも多少はクオリティ上がったかなと感じていたところ、

creemaの担当者さんから
『写真がすごく良くなりましたね!』とお褒めの言葉をいただきました。

カメラはこれを使っています。

あまり高度なことはできないけど、単焦レンズで
綺麗に撮れていますよ。

勉強といっても興味があること、今の自分の悩みを解決してくれることを調べるだけ。

みんながやってないからこそ差をつけられるチャンスです。

何かあったら聞ける人相談できる人はいますか?

Cheerful Asian girl showing something on digital tablet to her friend

やっていて息詰まったとき、ネットや本で調べたりします。

が、調べたいことだけ、聞きたいことだけがわかれば良いかというと
そうではありませんよね。

なんか聞いて欲しい。
コンサルタントでなくもっとラフに聞きたい。
ビジネスの話ができる友人がいてくれると良いですね。

私にもいます。
昔、営業やってた時代にお世話になった取引先の女性。

その後も時々SNSなどで繋がっていたのですが
お互いに独立してからまた会うようになりました。

今では会うと仕事の話ばかりしてて、それがすごく楽しいという良い関係になっています。
先日もお互いの進捗を話し、お互いが『それはこうしたら良いんじゃない?』など
本音で話し合えて貴重な時間でした。

『昔は恋愛の話とかしてたのにね!』なんて言いながら笑

そこまで仕事の話できなくても、別の業界の友達と仕事の話をしあうだけでもヒントは見つかります。
家族や昔の同僚など、話をして元気が出る人が何人かいると
自分のメンタルを保つのに良いのではないでしょうか。

この仕事を続けていけるのかを検証する

この先、このやり方で続けていけるのか。
初めに出てきたお金の話も含めて、常に考えています。

  • お客さんは喜んでくれているのか
  • 資金繰りは大丈夫か
  • スタッフや外注さんがいる場合は喜んで請け負ってくれているか
  • デザインなどどんな作品を作っていくのか
  • SNSや広告などどう使っていくのか

考えることは無限です。

経営者、個人事業主問わず、これらは意識しなくても、常に頭の中で考えていますよね。
売れている時も、売れていない時も時代に合わせて変えていくべきことは多々あります。

でも、これを考えるのがビジネスの醍醐味。
ここで世界にひとつしかない唯一無二のビジネスが出来上がるのです。

どういうことかというと例えば。

  • オーダーメイドを取り入れる
  • お客さん対応に力を入れる
  • 新作を頻繁に出す
  • SNSで有名になる
  • 広告を出す
  • 作品を尖らせる、目立つものにする
  • 文章を極める
  • 作家本人が目立つ
  • 優秀なスタッフを雇う

お客さん向けに特化したものから、ファンになってもらえるようにする戦略まで
多種多様、できることは無限にあります。

私も今書いていて、やらなきゃなと思い直しています笑

自分のところはこれが良いだろうと思うものをいくつかやってみる。
効果がなかったものはやり方を変える。
他のことを試してみる

ビジネスはそれの繰り返し。

忘れてはいけないのは、常にお客さん目線で考えること。
買ってくれて自分を盛り上げてくれるのはお客さんですから。


私が6年間このお仕事を続けてこれたのは、このようなマインドが他の作家さんよりも少しだけ多かったからなのかなと思っています。

おそらく長くやっていた営業のおかげかもしれません。
逆に他の作家さんより足りないものもたくさんありますが笑

今言ったやり方を少しづつでも意識してみると、必ず良い方向に向かっていくことは間違いないですよ。

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yumiko

2016年から『手作りのリネン服shop』を運営しています。 自分だけの小さなブランドを作る方法も発信中。